ひびき動物病院のブログ

2025.07.04更新

シニア期の生活はどうすればいいのか?

 

日常生活

運動(動き)

食事

排泄

etc

 

また書きますね〜

 

と言ってあまり書いておりませんでしたので、

普段の診療などから気づく点を書いておきますね。

  白内障

 

 

日常生活

 耳が遠くなってくる

  なんとなく、だんだん、突然、どのパターンもあります。

  見た目では分かりません。でも、聴力検査もできません。

  呼んでも反応が鈍い、呼び鈴の音や家族の帰宅に反応が鈍い、など。

 

 白内障などで視力が弱くなってくる

  

  見た目に目が白くなってきますが、白い時は白内障はもう進行しています。

  できるだけその前に気づいてあげたいです。

  視力低下は運動能力や動きの早さに違いが出ます(見えないので慎重に動いているため)。

 

 → 耳も目も、外でお散歩の時などは、何かに気づく反応が遅くなりますので、

   事故にならないように人間がリードしてあげる必要が出てくるかもしれません(意識してあげてください)。

 

運動・動き

 足腰が弱くなる

  変形性脊椎症など、関節炎や腰の弱りなどは10歳前後から始まる子が多いですが、

  13歳くらいになると症状が顕著に見える子もかなり増えます。

  大抵の場合、犬本人も気持ちは若いので動こうとしてしまいますが、

  よくあるのは、うまく気づけず、無理して痛めています。

  これはまず検査などで病状をはっきりした方がいいです。

  進んでしまうと立ち上がることも難しくなる場合がありますので、

  歩き方、歩くペース、歩く姿勢など、何か違和感がないかはいつも気にして、

  何か気になる時は早めに相談してください。

 

 → 元気な子の場合は、1年に1〜2回の健康診断などをうまく利用してチェックしてあげましょう。

 

 

排泄

 尿の変化

  多飲多尿が内臓の異常のサインのことがあります。

  食欲が減ってるけど、水はよく飲んでます、っていうのはそういうサインが多いです。

 

 便の変化

  食事内容で色々変化もしますけれど、やっぱりなんかいつもと違うな〜っていう時は何かのサインの時があります。

  

→ 小さいことでも何か気づいたら教えてくださいね。

 健康診断で尿検査と便検査も省略しないでやってあげましょう。

 (飼い主さんも尿採取や便採取に協力してあげましょう)

 

 

人間の方は年を取ると脂っこい食事がキツくなってきますよね?

 

犬も同じなんです。

でも、犬は自分で選べません。

気づかずそのまま同じ食事でいれば、やっぱり負担がかかってしまうのではないでしょうか?

→ 脂肪分は意識してあげましょう。

 半生タイプのフードやおやつは脂肪分が多いものがあります。

 高齢なので半生タイプに変更するっていうのは、生活を悪くすることがあります。

 

 

まとめると

13歳くらいになったら

少しずつ、必要なところをシニア期仕様にしていく

っていう年齢かな。って思います。

 

 

投稿者: ひびき動物病院

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