子猫を飼い始めたら

子猫を飼い始めたら!

ようこそ我が家へ!

お家に来た日からしばらくは、とても緊張しているものです。環境変化のストレスは想像以上に体力を消耗します。

早く安心して我が家になじんでもらうために、触りたい、抱っこしたい気持ちは少し控えて、ちょっと遠目で見守ってあげるようにしましょう。
お部屋の中にひとりになれる安全地帯を確保して、安心できる場所があることを理解させてあげましょう。

そして、見守りながら、何かおかしなことがないかもチェックするようにします。 
もしも何か心配なことを発見し、解決できない場合は、見つけたその日か翌日にはご相談下さい

幼い子の場合は、急な変化に素早く対応することが必要だからです。
何か見つけたらお早めにご相談下さい。

新しいネコが家に来たら

子猫の食事は、自分で食事ができない状態(幼い子が拾われてきたケースなどでは、歯が生え揃うくらいまで)では、ミルクなど人工哺乳の補助が必要な場合があります。

自分で食事ができる子は、生後5ヶ月~6ヶ月くらいまでは1日に3~4回以上、子ネコ用フードを与えます。それ以降も生後10ヶ月~12ヶ月までは2~3回に分け、体重の増加に合わせて調節していきます。
フードはバランスのよい子ネコ用を選んでください。人工哺乳時のミルクは保存の便利さなどから粉ミルクタイプがおススメです。ドライフードは場合によってはふやかします。

大人になっても、体調や体格、ライフスタイルに見合った食事を用意しましょう。ドライフード、缶詰フードとも、キトン・アダルト・シニアとライフステージ別に栄養計算されたフードがあり、年齢や、商品によって与える量がそれぞれ異なります。パッケージ表示を参考にして、その子に見合った内容と適量をみつけていきます。

当院にはロイヤルカナン社認定のペットフードアドバイザーがいます。食事のこともお気軽にご質問下さい。

体重の目安(成猫時4キロの場合) *フードはベビーケアの場合

月齢  体重  ベビーケア

1ヶ月 400g  1日26g

2ヶ月 約1kg  1日45g

3ヵ月 約1.3kg  1日57g

子ネコに多い病気について

・ウイルス性鼻気管炎(FVR)
ネコ風邪とも言われるものです。はなみず、目やに、くしゃみなどが特徴的です。一般的には怖い病気ではありませんが、他の病気を重複していることがあり、次の病気を招くきっかけになることがあるため、注意して観察してあげる必要があります。

・ネコ回虫
ネコのお腹の寄生虫の代表選手です。子ネコの消化器障害や栄養不良の原因になるほか、ヒトへの伝播が知られています(人獣共通感染症)。子ネコのうちから検便・駆虫を開始してあげましょう。

・瓜実条虫

ノミが運んでくる消化管内の寄生虫です。虫の駆虫は難しくありませんが、ノミの予防・駆除も同時に必要です。

 

・異物誤飲
歯が抜け替わる生後3~4ヵ月頃から、いたずらが勢いを増し、思わぬものを食べてしまう事故が少なくありません。口にして欲しくないものは近くに置かないのが一番です。お部屋の整理整頓も心がけてあげましょう。

 

 

1.まずは、「危険ではない」ことを理解させる。

ただでさえ、ネコは縄張りを意識する動物なので、知らない場所がとても苦手です。

来たばかりはとても緊張しているので、触ったり抱っこしたいところですが、まずは何もしないで見守る。見るだけです。

はじめから怖い思いが強くなってしまうと「新しい人間=怖い」となってしまいます。

「いつもいる人=家族」となるような結び付けにしてあげる必要があります。

そのためには極力怖い思いをさせないように気を使います。

大きな音、大きな動き、強い臭いなども怖い思いにつながりやすいので注意します。

2.家族のヒトも手を出さない「安全地帯」を与える

どこにも「安全地帯」がない場合は、押入れや見えないところにそういう場所を求めて、行きたがるかもしれません。

隠れてばかり場合は、不安が大きい時かもしれませんので、出てくるまで、ちょっと待ってあげましょう。

(中に何か危険なものがあるかもしれませんので、放置のままもよくありません。)

段ボール箱などでスペースを作ってあげるのも有効です。

 

3.トイレを理解させる

多くのネコさんは、一般的なネコトイレを比較的よく受け入れてくれます。

用意するトイレは、スペース的に許されるなら、小さいよりは大きい方がおススメです。

はじめはおトイレも我慢しているかもしれません。

ひとりで安心して用が足せるようなストレスフリーな場所におトイレを設置して下さい。

おしっこやうんちがしてあったら、なるだけ素早く片付けてあげましょう。

綺麗好きなネコの習性を考えると、数日以上交換しないトイレマットはあまりお勧めできるものではありません。

 

4.ご飯を複数そろえておく

ドライフード、缶製品、パウチ製品、どれじゃないとダメというのはありません。

どれだけお腹が空いていても、やはり安心してたべられる環境を意識してください。

初めて食べるものは、なかなか食が進まないこともあります。それが食べものだと知らない事も多いのです。

全然食べない時は少しだけ舐めさせて、食べものだと理解すると、それから食べ始めることもあります。

 

ちなみに、2日以上食べない時はすぐに病院に相談してください。

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