ひびき動物病院のブログ

2024.03.28更新

成猫の下痢が治らない、という相談が少し続きました。

食欲はあって、吐いたり吐かなかったり。

 

毛玉などの通過障害で腸の運動機能が悪くなる事もあるんですが、その場合は、毛玉がなくなれば治ります。

 

たまたまなのか、腸の腫瘍のケースが続きました。

診察の時に、触診をすると、お腹に、ウンチのかたまりみたいな触感を感じました。

下痢をしているのに、硬めの?ウンチがありそう、って何か違和感ですよね?

 

調べてみると、やはりできもの(腫瘍)の疑いが強い所見でした。

 

 

こんな事もありますので、元気で食欲があっても、3日以上も下痢や嘔吐が繰り返されるなら、動物病院に連れて行った方がいいですよ。そして、ウンチも検便してもらいましょう。(半日以内くらいの便をお持ちください)

お家の中では、何か食べちゃったりしていないか、もう一度確認してみてください。

何か食べちゃっている場合は、すぐに動物病院に相談してくださいね。

 

 

子猫の下痢の場合は、原因は違うことが多いですが、栄養失調で低血糖になりやすいので、その日に治らなければ翌日には動物病院に相談してくださいね。

投稿者: ひびき動物病院

2024.03.28更新

ありますよ。

乗り物、どうしてもダメな子が少数いますね。

 

これもたまに聞かれる内容なので、メモしておきます。

 

子犬や子猫をおうちに連れてきてから、動物病院に行ったりなどで外へ連れていく機会も少しありますよね。

何回か連れていくと、もしかして車だめかも?っていうのも出てきて、それで質問されることが多いです。

 

車に乗せると吐いてしまう、が、初めからいつもそうであるならばそういう子はお薬飲ませてあげた方がいいでしょうね。いつでも酔い止めのお薬を飲ませるのは可能ですが、はじめから必須ではありません。以下も参考にしてみてください。

 

はじめのうちは、車に慣らすのもかねて、数分から10分程度などごく短時間の車移動を経験させてみると、慣れる子は慣れてしまうかもしれません。初めから長距離や超時間の移動は、ヒトの方も慣れないで大変なので、おすすめしません。吐く、の他に、車内でおしっこやうんちの場合もあるので、念のため、車内やペットケージが汚れてもその後の対処ができるようにタオルやウェットティシュ、ペットシーツ、ゴミ袋などの準備はしておきましょう。

 

酔わないようにするために、乗車前の数時間の食事をやめておくか、食事量を半分以下にしておくなどでも、酔わずに済むときがあります。ただし生後6ヶ月以内の場合は低血糖にならないように、8時間以上の絶食はしないでください。

 

もしも、吐きが1日に3回以上続いてしまったら、その日に動物病院に受診するようにしてください。

 

酔い止めのお薬は移動の1〜2時間前の投与が必要です。

飲んでもすぐに聞きませんので、移動の予定が決まったら、早めに動物病院に相談して事前の準備をしてください。

(診察に連れてきてください)

 

楽しいイベントにお出かけできるといいですね!!

投稿者: ひびき動物病院

2024.03.19更新

前にも同じのがあったかも??

 

小型犬でこういう事例が複数あります。

 

今まで外来の処置でなんとか対処してきていますが、

どうにもできないと手術するしかないんんですよ。

 

はみがきシートは大抵溶けない素材なので、お腹の中で詰まってしまうかもしれません。

胃から流れてしまう前に、なるべく早く処置した方がいいです。

はみがきシートでなくても、何か飲んでしまった時には、とにかく早い方がいいですよ。

 

飲み込んでしまった場合は、急いで動物病院にご相談ください。

 

 

そして、食べてしまうかもしれないので、

はみがきシートは人間の監視下で利用するようにして、

犬には渡さないように使ってください。

投稿者: ひびき動物病院

2024.03.01更新

これは、いわゆる便秘です。

珍しくないんですが、放っておいたらだめです。

すぐに動物病院に相談に行きましょう。 

 

便や尿など、出せない場合は、出してあげる処置も必要になります。

 

出してあげる処置にも本人の体力が必要です。

弱ってからでは遅い時もあるかもしれません。

 

どうして便が出なくなってしまうのか?

 

それを考えるのが大事なんですが、

それによってどうしたらいいのか?が違うかもしれません。

 

ネコさんはシニアになると、便秘になりやすくなる子がいます。

腰がわるくなったり、

腎臓など内蔵の病気で脱水しやすくなると、そのあとに便秘になりやすくなります。

便秘になると大抵うんちが硬くなってしまうので、うんちもコロコロで出しにくく、二重苦です。

 

便秘があったら、裏に何かあって三重苦になっているかもしれませんよ!

 

動物病院で、はやめに色々みてもらいましょう!

 

 

 

投稿者: ひびき動物病院

2024.03.01更新

うちのネコが何度もトイレに行ったり、出ないのにずっとしゃがんでおしっこポーズしています。

 

こんな風になっている時は、たいてい膀胱炎や尿路結石のトラブルです。

 

おしっこの病気の場合、まったくおしっこが出ないと、3日くらいで尿毒症となり死んでしまうことがあります。

だから、おしっこの病気は、わりと緊急事態なんです。

すぐに動物病院に連れて行きましょう。

 

 

投稿者: ひびき動物病院

2024.02.12更新

バレンタインあるある、といえば、そうなのですが、

犬にチョコレートはよくない、というのをご存じの方も多いのと、

普段から何か食べちゃわないように見てあげてね、と言っていますので、

チョコレート誤食は当院ではそこまでたくさんの数ありません。

けれども、久しぶりにそういう報告が・・・

 

大変大雑把な例えですが、

小型犬だと、板チョコ一枚で、やばい量になることがあります。

 

今回は1枚以上・・

そして、よくないのが、海外製の濃い製品とのこと。

濃いチョコレートは毒性物質(テオブロミン)も濃いはず。

また、脂肪分過多のせいで膵炎なども起こることがあります。

 

中毒発生と膵炎発生の確率が急上昇!

これも早期対処が必要な案件です!すぐに病院に相談してくださいね。

 

 

チョコレートやその他お菓子、

その時は大丈夫でも、あとからトラブルになることもあります。

いつも、その日におさまらないのは翌日には相談して、といっていますが、

 

何か食べちゃった、というのは当日ご相談ください。。

 

パイ

 

 

投稿者: ひびき動物病院

2024.02.07更新

これは、すぐに連れてきてください。

 

ウェットティッシュみたいな歯みがきシート、よく売っていますよね。

確かに便利で、歯ブラシはできないけど、これなら歯みがきできる、っていうのにもとても役に立ちます。

 

でも飲ませちゃダメ。

紙のように小さくならないから、小型犬サイズでは腸閉塞になるかもしれません。

なってしまったら、取り出す手術をしないと命が危なくなるかもしれません。

 

なぜか、こういうものでも飲んじゃうんですよ。

想像なんてしないですよね?

 

是非、想像できるようになってください。

 

そして、食べ物ではないもの(異物・薬物・植物などなど)を飲んでしまったら、

すぐに動物病院に相談してくださいね。

 

投稿者: ひびき動物病院

2024.02.02更新

いつも元気で病院に来た時も落ち着きがないくらい元気なAちゃん。

何だかここ3日間1回ずつ吐いちゃってる、って言うことで念のために来院されました。

いつものように元気で食欲も普通です。体重も変わりません。

変わった物食べたりしてない?と言う質問をしても、食事はあまり変化がなく、異物を食べるようなこともなさそうでした。

年齢は10歳すぎなので、念のために少し検査することになりました。

 

超音波検査を実施すると、あれー、何か見えるよ。。

 

残念ながら脾臓に3センチほどの腫瘍が見つかってしまいました。

脾臓の腫瘍は良性と悪性が半々、以前は7割悪性とも言われていました。がんの可能性があると言う場所です。

 

白黒つけるためには腫瘍の摘出手術をしないといけません。

 

ちょっと吐いてる、だけだったのに。元気なのに。。

 

どうなることでしょう・・・

 

 

 

 

 更新

 

 

その後、検査に出したところ、良性の腫瘍でした。

個々の場所にはとても悪い癌ができることも珍しくないので、ほっと一安心。

良性ではあっても、こうやって悪さをすることがあるのでしょうね。

 

脾臓は、胃の隣につながってくっついている内蔵です。

消化器の一部であり、免疫機能にもかかわっている場所です。

なので、ここにトラブルがあっても、消化器症状がでることがあります。

血液検査などでは、わかりにくいこともあるので、消化器症状が続くときは、画像検査もやっておきたいです。

 

 

spleen

脾臓のできもの

投稿者: ひびき動物病院

2023.12.02更新

今年もあっという間に12月になってしまいました。

暖かい日が多いですが、いよいよ寒さも本格的になるかもしれませんね。

シニアとかハイシニアの子は服を着せたり、防寒対策は積極的にやりましょうね。

 

はじめに、年末のトリミングは満員になりました。

1/4以降のご予約をお待ちしております。

 

ペットホテルご利用の場合は、当院指定の混合ワクチン、ノミマダニ予防が必要です。

また、カルテがない新規の方の場合は、事前の診察をうけてからの予約受付になります。

よろしくお願いいたします。

 

当院の予定ですが、

年内は31日まで診療しています。

年明けは1/5から通常診療となります。

 

その他お休みなどは、

12/17(日) 診療9時から10時まで

12/20(水) 午前診療

 

1/8(月)祝日 午前診療

1/14(日) 診療9時から10時まで

1/22(月) 午前診療

 

 

よろしくお願いします。

 

 

かわらばんにもカレンダーありますので、よろしかったら参考にしてください。

 

投稿者: ひびき動物病院

2023.09.28更新

診察室でこういう質問を頂きました。

最近ネコの記事を書いた時だったので、こちらも少し書いておこうと思いました。

 

犬の平均寿命は、(前と同じ、ペットフード協会やアニコムさんなどのデータなどから)

おおよそですが、大型犬は10歳、小型犬は12から15歳など、あります。

経験的にも、やはり13歳あたりかな?って思います。

 

先日いらっしゃった13歳のワンちゃんの飼い主さん。

ワンちゃんはちょっと具合が悪そうです。

 

(ネコの質問の時と同じように)

犬の13歳は平均寿命の年齢です。

人の平均寿命は?

男性 81
女性 87

犬の13歳は人の80代なんですよ。
ってお話したら、

 

えっ?っていう反応。(たとえが悪いのかな?)

13歳はまだまだ元気な方だと思ってるんですけど。。

 

分かります。普段一緒にいたら、それが普通なので、あまり意識はしないですよね・・・

人も90歳って珍しくないですからね。

元気な80歳の方もいらっしゃいますし(犬の13歳はもう少し若いとも思いますが)

でも、80歳のヒトの生活は30歳とか50歳の生活とはちょっと違うと思うんです。 

(そういう年代になっているんですよ、っていう事なんです)

 

病気があったら、どう対応するかはとても大事になってくるので、

わかることは検査で確認することになりました。

 

その結果、幸い重症になる手前の状況という事がわかりました。

 

ワンちゃんにも無理のないシニアの生活が必要なサインだった

という可能性もありますので、

これから高齢期の生活の意識をしてくださいね、というお話になりました。

 

今年は特に暑い日が続いていますので、

暑さや寒暖差が関係しているかもしれませんね〜

 

 

 

さて、ではシニア期の生活はどうすればいいのか?

 

日常生活

運動(動き)

食事

排泄

etc

 

また書きますね〜

投稿者: ひびき動物病院

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