ひびき動物病院のブログ

2025.08.03更新

子犬を迎え入れたおうちではみんな体験することなので、よく聞かれます。

 

「何もしなければ止まりません」

「やってほしくない行動は、なるべくさせない」

がいいです。というのが答えです。

 

 

甘噛みをした時には直ぐにその行為を終了する、

例えば、甘噛みをしようとする時が

遊んでいた時だったら、その遊びをやめる、

何かしようとしていた時だったら、それはやらない、

甘噛みをしてから、ではなくて、

やりそうだな、と思ったらやらせない、

 

やりはじめたら直ぐに何かが中断・終了してしまう。

 

なんとなくそういう条件づけをしていくほうがいいと思います。

一度や2度では理解しない子も多いですので、何回も練習が必要ですし、

家族もみんなで同じ姿勢で取り組む必要があります。

誰かが許してしまうと、うまく理解してもらえません。

 

そしてこれは甘噛みに限らず、

その他も

 

「やってほしくない行動は、なるべくさせない」を徹底したほうがいいです。

 

ただし、(暴力的な行為など)恐怖を与える行為では、キレて逆効果になりますので、

態度で示しつつも、ちゃんとできたあとには

 

「よくできたね」と喜びを伝えてたくさん褒めてあげましょう。

 

通常は動物の親子で教育されますが、

新しく迎えたペットは教えてくれる「親」がいないので、

新しい飼い主さんが「親」になり、教育者となります。

なので、

ペットとは

親子関係を進めていきましょうね。

 

 行動が固定化してしまうと修正がどんどん大変になることもありますので、

ワクチンが一通り終了するころから早い段階でしつけ教室やペットの幼稚園・保育園などもご活用頂くのもありです。

 

投稿者: ひびき動物病院

2025.07.25更新

たまにこういう質問を受けます。。

できもの見つけたらそう思いますよね。

 

〇〇かもしれないね〜。なんだろうね??

っていうことになるんですが、、

 

結論から先に言うと

できもの(腫瘍やがん)の場合もあります。

炎症(外傷、やけど、虫刺され、ニキビなどなど)や

その他(むくみ、脂肪など)のこともあります。

ので、こういうのを鑑別診断する必要があります。

 

先日もあったので、載せておきますね。

 

penimass1

 

まだ1歳になっていないチワワさん。

陰茎に膨らみがみえます。

 

そのものが何か?という正確な診断のためには

そのものの一部もしくは全部を摘出して調べる病理検査が必要になることがあります。

でもそのためには手術が必要かもしれないんです。

残念ながら見た目だけでは診断ができないんですよ。

(皮膚炎の場合は見た目で診断するときもあるかもしれません)

 

なので、現実的には、手術をしないで大まかな診断ができる細胞診を利用して

悪性の傾向があるのか?

急ぐ必要があるのか?

こういうのを診断して治療を進めていきます。

 

この子も注射針を使った細胞診の検査をした結果、

今すぐ手術の必要なないだろう。っていうことになりました。

 

色々なケースがあるので、その後も様々です。なので

できもの見つけたら、まずは一度検査してね、って思います。

 

投稿者: ひびき動物病院

2025.07.25更新

横浜に買い物に出た時に、

ネコづくし

というのが目についたので、ふらっとそごう美術館に寄ってみました。

 

なんの展示とか全く何も知らないで行ってみると、

Ukiyo-e 猫百科 ごろごろまるまるネコづくし と タイトルがありました。

入ってみるとネコの浮世絵版画の美術展でした。

 

ネコと浮世絵なんてどう繋がるのかも分かりませんし、そもそも浮世絵自体も全く接点がありませんので、

何か見えるものがあるのかなぁ?とも思っていたのですが、

とっても興味深く、面白い展示でした。

 

こうやって記事を書きながら後からそごうのホームページに載っている紹介文をみると

 

今も昔も人々を魅了する猫は、美術や文学においても盛んに表現されてきました。

(中略)

本展では猫好き浮世絵師の浮世絵版画を通して猫の生き方や歴史、人との関わりを「猫あるある」を交えてご紹介します。

 

とあり、

なるほど〜〜と思いました。

 

「猫って昔から猫なんだね」

 

なるほど〜。ホントだ〜。

浮世絵版画という絵ですが、描かれているのは確かに猫あるあるな猫の姿でした。

当時はキレイな女性とネコが描かれた浮世絵が流行っていたそうです。

女性の着物にじゃれついていたり、

着物の女性と猫が紐に繋がれたもので遊んでいたり、

自分の家の猫もやっていそうな姿ばかり描いてあります。

 

まだ展示中なので、内容は書きませんが、

猫好きな方にはオススメな美術展でしたよ。

 

nekodukusi1

投稿者: ひびき動物病院

2025.07.04更新

シニア期の生活はどうすればいいのか?

 

日常生活

運動(動き)

食事

排泄

etc

 

また書きますね〜

 

と言ってあまり書いておりませんでしたので、

普段の診療などから気づく点を書いておきますね。

  白内障

 

 

日常生活

 耳が遠くなってくる

  なんとなく、だんだん、突然、どのパターンもあります。

  見た目では分かりません。でも、聴力検査もできません。

  呼んでも反応が鈍い、呼び鈴の音や家族の帰宅に反応が鈍い、など。

 

 白内障などで視力が弱くなってくる

  

  見た目に目が白くなってきますが、白い時は白内障はもう進行しています。

  できるだけその前に気づいてあげたいです。

  視力低下は運動能力や動きの早さに違いが出ます(見えないので慎重に動いているため)。

 

 → 耳も目も、外でお散歩の時などは、何かに気づく反応が遅くなりますので、

   事故にならないように人間がリードしてあげる必要が出てくるかもしれません(意識してあげてください)。

 

運動・動き

 足腰が弱くなる

  変形性脊椎症など、関節炎や腰の弱りなどは10歳前後から始まる子が多いですが、

  13歳くらいになると症状が顕著に見える子もかなり増えます。

  大抵の場合、犬本人も気持ちは若いので動こうとしてしまいますが、

  よくあるのは、うまく気づけず、無理して痛めています。

  これはまず検査などで病状をはっきりした方がいいです。

  進んでしまうと立ち上がることも難しくなる場合がありますので、

  歩き方、歩くペース、歩く姿勢など、何か違和感がないかはいつも気にして、

  何か気になる時は早めに相談してください。

 

 → 元気な子の場合は、1年に1〜2回の健康診断などをうまく利用してチェックしてあげましょう。

 

 

排泄

 尿の変化

  多飲多尿が内臓の異常のサインのことがあります。

  食欲が減ってるけど、水はよく飲んでます、っていうのはそういうサインが多いです。

 

 便の変化

  食事内容で色々変化もしますけれど、やっぱりなんかいつもと違うな〜っていう時は何かのサインの時があります。

  

→ 小さいことでも何か気づいたら教えてくださいね。

 健康診断で尿検査と便検査も省略しないでやってあげましょう。

 (飼い主さんも尿採取や便採取に協力してあげましょう)

 

 

人間の方は年を取ると脂っこい食事がキツくなってきますよね?

 

犬も同じなんです。

でも、犬は自分で選べません。

気づかずそのまま同じ食事でいれば、やっぱり負担がかかってしまうのではないでしょうか?

→ 脂肪分は意識してあげましょう。

 半生タイプのフードやおやつは脂肪分が多いものがあります。

 高齢なので半生タイプに変更するっていうのは、生活を悪くすることがあります。

 

 

まとめると

13歳くらいになったら

少しずつ、必要なところをシニア期仕様にしていく

っていう年齢かな。って思います。

 

 

投稿者: ひびき動物病院

2025.06.26更新

おうちを整理していた時に、かき氷メーカーが出てきたのですが、

これ、何か使えないかな?と思ったので、

暑い日にちょっと試しに動物に出してみることにしました。

 

昔、こういうのあったよね?っていう

昭和の懐かしい感じのやつです。

 

ガリガリガリ

別にわんこは興味はなさそうです。

かき氷1

 

できたよ〜

美味しいソルトールワンかけておくからね〜

かき氷2

 

はいどうぞ!

かき氷3

 

やった〜!

 

(作っている方が喜んでいる。多分わんちゃん達も?)

投稿者: ひびき動物病院

2025.06.10更新

ちょっと珍しい写真が撮れたので、せっかくなのでご紹介します。

 

ある地域猫さんの不妊手術の時の麻酔の時のお話。

 

地域猫さんは通常慣れていないので

麻酔してからの色々な処置になってしまうため、

事前情報はほぼ何もありません。

 

外で子供が産まれないように、不妊手術の依頼で来院しました。

ぱっと見、ミケちゃんですので多分女の子ですね。

 

予定通りに麻酔を進め、呼吸の安全確保のための気管チューブを準備していたところ、

口の中にちらっと何か見えます。

草っぽい?

何コレ?っていう違和感。

 

でも、麻酔が完全にかかるまでは逃走防止のためのケージに入っているため、全然見ることもできません。

 

麻酔が効いてきたので、さてと、、、多分草、、、あれ?取れないな、、、刺さってる?

 

口の草

1本抜いてもまだあります。

 

全部取ってみたらこんな感じに

草2

穴が開いています。

 

麻酔が効いているうちに不妊手術を終わらせて、

縫合して穴を塞ぎました。

 

先天性の口蓋裂っていう穴が開いている病気もあるんですが、

この草は緑で新鮮?っぽいですよね?

新しい傷なのかな?

 

ネコの喉のここら辺の場所には、

以前も割り箸が刺さっちゃった子がいるんですよ。

この子も何か勢い余って何か刺さっちゃって

その時に一緒に草が入っちゃったのかな??

 

考えると痛そうですよね・・・

その後ずっと刺さっていたんだろうから・・・

 

この場所はこの先のどの奥深くまで行ってしまうと脳に到達します。

刺さり方とチカラ次第では色々危ないんですよ。

 

ちなみに人の子供も串物とか歩きながら食べたりすると

同じような事故がありますからご注意くださいね。

ヒトの場合は救急車、ですね・・・

 

 

投稿者: ひびき動物病院

2025.05.23更新

気づけば診療の記事があまりないので、載せておこうと思います。

 

犬の膀胱結石の手術です。

bladstone

 

男の子だったので、陰茎に石が詰まってしまい痛そうでしたので手術になりました。

 

結石は色々な原因でできます。

体質が問題の場合は再発も起こりますので、

継続的なメンテナンスと

尿検査などの監視が必要です。

 

フードだけやっている、というパターンの場合もありますが、個人差があります。

不十分な場合もありますので、しっかりみてあげましょう。

 

 

投稿者: ひびき動物病院

2025.04.18更新

ワンちゃんは予防の時期になりました。

 

狂犬病の注射(役所からの水色の封筒)

フィラリア予防(投薬前の血液検査)

ノミ・マダニ予防(飲むタイプかつけるタイプ)

 

もう始める時期なので、そろそろご準備ください。

 

狂犬病の注射を受ける時には、役所から届いている書類を一緒にお持ちください。

 

フィラリア予防の血液検査で毎年健康チェックをお勧めしています。

せっかく検査するので一緒にみてあげられるといいですね。

毎年おススメするので多くの方にやってもらえるようになってきました。

検査の日はできれば8時間以上の絶食をしてからご来院ください。

 

シャンプーしたらマダニがついてた、という子も出てきましたので、

ノミ・マダニ予防まだの方は早めに進めていただけるといいと思います。

効果が確実な印象なので、飲むタイプをお勧めしています。

 

 

注射と検査は同日に可能です。

 

午前中は予約が埋まりやすくなっていますので、

午前中の診察ご希望の方は早めにお電話ください。

 

 

連休後半は診療を少しお休みする予定です。

よろしくお願いします。

 

投稿者: ひびき動物病院

2025.02.18更新

スタッフみんなで予防薬の院内勉強会を実施しました。

毎年利用しているお薬について、必要な情報のアップデートを続けています。

フィラリア・ノミ・マダニの予防薬はオールインワンのお薬がすっかり主流になりました。

たまに飲めない子がいますが、投薬、効果ともに簡単で間違いないのかな、という感覚は変わらないです。

ちょっと気になっているのは、

やっぱり気温の変化です。

今日の講義に東京のデータの紹介があったので、

横浜はどうなんだろう?と思い、

試しに気温を気象庁の日最高平均気温のデーターを元に並べてみました。

kion

やっぱり上がっているんです。

 

ノミの活動は気温13℃

フィラリアは気温15.6℃

が、活動の目安になる温度と報告されていますので、

始める時期は少し早める方が良さそうと読み取れます。

フィラリアは蚊が活動を始めた翌月から始め、活動をやめた翌月まで投与しますので、

終わりは12月まで変わりなしで良さそうです。

 

いぬ、ねこ、たぬき、ハクビシン、リスなど色々な動物が虫を運んできますので、

ノミ・マダニたちは、いつものお散歩コースのその辺の草むらのどこにでもいるものです。 

 

集合住宅でエレベーターやエントランスなどを行き来する場合は、

みんなでノミ・マダニ予防しておくとお互いの余計な心配もなくなりますね。

 

気温が高いので予防薬を始めるタイミングは、そろそろ前倒する方がいいかもしれません。

 

もう少ししたらまたご案内しますね。

 

投稿者: ひびき動物病院

2025.02.14更新

診察の時に体重をはかると前回よりも明らかに減ってきています。

 

すごい食欲もあるし、

元気もある、

与えているものもそれほど変化がないし、

なんで体重が減るんだろ?って飼い主さんから質問されました。

 

診察していて、あまり病気を疑う所見もなさそうですが、

聞いてみるとフードを自動給餌器で与えているとのこと。

ドライフードを自動で出してくれる機械は便利そうですよね。

私はまだ使ったことがありませんので、どんな具合なのかはよくわからないところもありますが、

以前、

「先生、機械壊れててフードあんまりでてなかったみたい!」

っていう人がいましたので、

今回もこのお話をして、機械を確認してもらうことにしました。

 

聞けば、電池の消耗を感じて、数日前に電池交換したとのこと。

うまく動いているのかな?

どうなんでしょうね?

 

ペットフード協会の統計データによると自動給餌器の使用率は思ったよりも多そうです。

機械をご使用の方は、今日も大丈夫、をいつも確認してあげてくださいね。

 

 

 

投稿者: ひびき動物病院

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