「甘噛みって止まるんですか?」
犬を飼い始めてから生後半年までくらいの幼い子でよく聞かれる質問です。
答えとしては、訓練すればやらなくなりますが、何もしなければずっとやり続けるかもしれません。
という感じです。
どういうことか順番に並べてみますね。
子犬がペットショップやブリーダーからお家に来る幼い時期(生後2〜4ヶ月など)では、本来は犬兄弟や犬親子と共同生活をしていて、遊びながら戯れあうことで(兄弟や親子で)相手を噛んだり噛まれたりして、こういうのは嫌がるな、とかこれ以上はやらない方がいいな、と言うのを経験的に理解していきます。親犬が教育することもあると思います。
人間のお家に来たあとは、他の犬から教わることがないので、犬の代わりに人の家族が教えてあげないと、これ以上やってはいけない、と言うことを知らないままになってしまいます。噛んだらいけない(相手が嫌がっている)、と言うのを知らないんです。もしかしたら、犬どうしではそれがわかっても、人間相手だとまだ知らない、という状況かもしれません。むしろ、噛んでみたら相手が喜んでいる、と理解してしまうこともあり、そんな理解になってしまうと、どんどんエスカレートしてしまい、止むどころかどんどんひどくなるかもしれません。
私が小さい頃やっていたムツゴロウさんのテレビでは、戯れて遊んでいる時にムツゴロウさんが動物に噛み返していた、そんなのを思い出します。どういう意図だったのかは覚えていませんが。。
しかし、幼い犬は、幼い人の子もやるように、知らないモノを噛んで認識する、ようなことも遊びながら経験して学んでいく過程があります。なので、食べる意思がなくても、遊びでモノを齧るときもあると思います。そして、ここでも、これを噛んではいけない、と言う前情報はほとんどないので、かじってほしくないものもなんでもかじるわけです。
なので、かじってほしくないものを噛んでいたら、それはやめさせましょう。
甘噛みもここで、かじって欲しくないモノですから、それはやめて!と言う意思を伝えないといけないのです。
そして、それもタイミングが重要です。
現行犯逮捕なタイミングで、条件反射(条件付け)をうまく使っていきます。
これをやったらつまらないことが起きる
これをやったらいいことが起きる
これを何回も何回も教えていきます。
きっとできるようになりますので、頑張りましょうね!