ひびき動物病院のブログ

2024.02.02更新

いつも元気で病院に来た時も落ち着きがないくらい元気なAちゃん。

何だかここ3日間1回ずつ吐いちゃってる、って言うことで念のために来院されました。

いつものように元気で食欲も普通です。体重も変わりません。

変わった物食べたりしてない?と言う質問をしても、食事はあまり変化がなく、異物を食べるようなこともなさそうでした。

年齢は10歳すぎなので、念のために少し検査することになりました。

 

超音波検査を実施すると、あれー、何か見えるよ。。

 

残念ながら脾臓に3センチほどの腫瘍が見つかってしまいました。

脾臓の腫瘍は良性と悪性が半々、以前は7割悪性とも言われていました。がんの可能性があると言う場所です。

 

白黒つけるためには腫瘍の摘出手術をしないといけません。

 

ちょっと吐いてる、だけだったのに。元気なのに。。

 

どうなることでしょう・・・

 

 

 

 

 更新

 

 

その後、検査に出したところ、良性の腫瘍でした。

個々の場所にはとても悪い癌ができることも珍しくないので、ほっと一安心。

良性ではあっても、こうやって悪さをすることがあるのでしょうね。

 

脾臓は、胃の隣につながってくっついている内蔵です。

消化器の一部であり、免疫機能にもかかわっている場所です。

なので、ここにトラブルがあっても、消化器症状がでることがあります。

血液検査などでは、わかりにくいこともあるので、消化器症状が続くときは、画像検査もやっておきたいです。

 

 

spleen

脾臓のできもの

投稿者: ひびき動物病院

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