ひびき動物病院のブログ

2025.07.25更新

たまにこういう質問を受けます。。

できもの見つけたらそう思いますよね。

 

〇〇かもしれないね〜。なんだろうね??

っていうことになるんですが、、

 

結論から先に言うと

できもの(腫瘍やがん)の場合もあります。

炎症(外傷、やけど、虫刺され、ニキビなどなど)や

その他(むくみ、脂肪など)のこともあります。

ので、こういうのを鑑別診断する必要があります。

 

先日もあったので、載せておきますね。

 

penimass1

 

まだ1歳になっていないチワワさん。

陰茎に膨らみがみえます。

 

そのものが何か?という正確な診断のためには

そのものの一部もしくは全部を摘出して調べる病理検査が必要になることがあります。

でもそのためには手術が必要かもしれないんです。

残念ながら見た目だけでは診断ができないんですよ。

(皮膚炎の場合は見た目で診断するときもあるかもしれません)

 

なので、現実的には、手術をしないで大まかな診断ができる細胞診を利用して

悪性の傾向があるのか?

急ぐ必要があるのか?

こういうのを診断して治療を進めていきます。

 

この子も注射針を使った細胞診の検査をした結果、

今すぐ手術の必要なないだろう。っていうことになりました。

 

色々なケースがあるので、その後も様々です。なので

できもの見つけたら、まずは一度検査してね、って思います。

 

投稿者: ひびき動物病院

2025.07.25更新

横浜に買い物に出た時に、

ネコづくし

というのが目についたので、ふらっとそごう美術館に寄ってみました。

 

なんの展示とか全く何も知らないで行ってみると、

Ukiyo-e 猫百科 ごろごろまるまるネコづくし と タイトルがありました。

入ってみるとネコの浮世絵版画の美術展でした。

 

ネコと浮世絵なんてどう繋がるのかも分かりませんし、そもそも浮世絵自体も全く接点がありませんので、

何か見えるものがあるのかなぁ?とも思っていたのですが、

とっても興味深く、面白い展示でした。

 

こうやって記事を書きながら後からそごうのホームページに載っている紹介文をみると

 

今も昔も人々を魅了する猫は、美術や文学においても盛んに表現されてきました。

(中略)

本展では猫好き浮世絵師の浮世絵版画を通して猫の生き方や歴史、人との関わりを「猫あるある」を交えてご紹介します。

 

とあり、

なるほど〜〜と思いました。

 

「猫って昔から猫なんだね」

 

なるほど〜。ホントだ〜。

浮世絵版画という絵ですが、描かれているのは確かに猫あるあるな猫の姿でした。

当時はキレイな女性とネコが描かれた浮世絵が流行っていたそうです。

女性の着物にじゃれついていたり、

着物の女性と猫が紐に繋がれたもので遊んでいたり、

自分の家の猫もやっていそうな姿ばかり描いてあります。

 

まだ展示中なので、内容は書きませんが、

猫好きな方にはオススメな美術展でしたよ。

 

nekodukusi1

投稿者: ひびき動物病院

2025.07.04更新

シニア期の生活はどうすればいいのか?

 

日常生活

運動(動き)

食事

排泄

etc

 

また書きますね〜

 

と言ってあまり書いておりませんでしたので、

普段の診療などから気づく点を書いておきますね。

  白内障

 

 

日常生活

 耳が遠くなってくる

  なんとなく、だんだん、突然、どのパターンもあります。

  見た目では分かりません。でも、聴力検査もできません。

  呼んでも反応が鈍い、呼び鈴の音や家族の帰宅に反応が鈍い、など。

 

 白内障などで視力が弱くなってくる

  

  見た目に目が白くなってきますが、白い時は白内障はもう進行しています。

  できるだけその前に気づいてあげたいです。

  視力低下は運動能力や動きの早さに違いが出ます(見えないので慎重に動いているため)。

 

 → 耳も目も、外でお散歩の時などは、何かに気づく反応が遅くなりますので、

   事故にならないように人間がリードしてあげる必要が出てくるかもしれません(意識してあげてください)。

 

運動・動き

 足腰が弱くなる

  変形性脊椎症など、関節炎や腰の弱りなどは10歳前後から始まる子が多いですが、

  13歳くらいになると症状が顕著に見える子もかなり増えます。

  大抵の場合、犬本人も気持ちは若いので動こうとしてしまいますが、

  よくあるのは、うまく気づけず、無理して痛めています。

  これはまず検査などで病状をはっきりした方がいいです。

  進んでしまうと立ち上がることも難しくなる場合がありますので、

  歩き方、歩くペース、歩く姿勢など、何か違和感がないかはいつも気にして、

  何か気になる時は早めに相談してください。

 

 → 元気な子の場合は、1年に1〜2回の健康診断などをうまく利用してチェックしてあげましょう。

 

 

排泄

 尿の変化

  多飲多尿が内臓の異常のサインのことがあります。

  食欲が減ってるけど、水はよく飲んでます、っていうのはそういうサインが多いです。

 

 便の変化

  食事内容で色々変化もしますけれど、やっぱりなんかいつもと違うな〜っていう時は何かのサインの時があります。

  

→ 小さいことでも何か気づいたら教えてくださいね。

 健康診断で尿検査と便検査も省略しないでやってあげましょう。

 (飼い主さんも尿採取や便採取に協力してあげましょう)

 

 

人間の方は年を取ると脂っこい食事がキツくなってきますよね?

 

犬も同じなんです。

でも、犬は自分で選べません。

気づかずそのまま同じ食事でいれば、やっぱり負担がかかってしまうのではないでしょうか?

→ 脂肪分は意識してあげましょう。

 半生タイプのフードやおやつは脂肪分が多いものがあります。

 高齢なので半生タイプに変更するっていうのは、生活を悪くすることがあります。

 

 

まとめると

13歳くらいになったら

少しずつ、必要なところをシニア期仕様にしていく

っていう年齢かな。って思います。

 

 

投稿者: ひびき動物病院

SEARCH

飼い主様 お問い合わせフォーム

求職者様 お問い合わせフォーム

飼い主様 お問い合わせフォーム求職者様 お問い合わせフォーム
ひびき動物病院のブログ ひびき動物病院のかわらばん お役立ちコラム
犬と猫の栄養成分辞典 インターネット注文&宅配動物ナビ