2020.07.13更新

手足を使って遊ばない

 咬んでる姿は「遊んで~」と言っているようで、ついついじゃれあってあげてしまう方が多いようですが、これはこの後咬んで遊ぶと言う事を助長してしまうようです。体の小さい間は大丈夫でも、少し大きくなったころには力も強くなり、そのころにクセが固定してしまうと、ヒトに咬むことをやめさせること自体が難しくなります。

そのためには、「遊んで~」に応えるためにも、手ではなく、おもちゃなどを使ってたくさん遊んであげる必要があります。

 

ネコは子猫の時に様々な経験から獲物を捕らえる「狩り」を学びます。それは、本来生きていくのに必要な事だからです。また、あそびの中で仲間と生活することを学んでいきます。ですので、おうちの中だけで育つ場合は、そういう学びや遊びを覚えていく機会を与えながら(室内でもできるだけ自然界で得られるような刺激を与えながら)ヒトとの生活を教えてあげる必要があります。

 

飼主さんがおもちゃで遊んであげてもまだ咬むのをやめない場合、

それはまだまだ遊ぶのが足りないかもしれません。

こねこ時代は起きている時間の大半は遊んでいるものです。

 

咬んで気を向かせようとすることもあります。そういう時は知らんぷりして相手にしないようにして、咬みつく状況をつくらないように努力してください。

 

 

参考書

CAP20207月号

投稿者: ひびき動物病院

2020.07.13更新

こねこが育つ時には、兄弟と遊びあったり、何かを捕まえたりして色々な事を経験しながら学んでいきます。

「遊びによる攻撃行動」は甘噛みなどを含み、本来ねこどうしで経験しながら学んでいくわけですが、

おうちの中でヒトの家族しかいない環境では、それがクセとなって続いてしまうと、

大人になっても家族を咬み続けてしまう事につながってしまい良くないこととなります。

「不快情動による攻撃行動」は、体罰などから本格的な攻撃行動になってしまうような良くない事です。

 

それらを予防するには・・

 

なるべく子猫のうちに人を咬む機会を与えないようにしたほうがいい、

追いかける、咬みつく、など、正常な行動のはけ口をつくるほうがいい、

そのためには

・ヒトの手足を使って遊ばない

・ヒトの手足に攻撃してきたら相手にしないようにする

・(可能なら)ネコ同士で遊ばせる

・ネコが興奮状態にある場合は相手にせず、穏やかな時に触れあうようにする

などがアドバイスされています。

投稿者: ひびき動物病院

2019.06.02更新

ワンちゃんも歯みがきをしないと、歯石がついてしまい、その後歯周病が待っています。

ワンちゃんのお口のトラブルの多くは、歯周病です。

当院では病気の治療も、予防的なスケーリングもどちらも実施しています。

 

shikadog1

犬歯と奥歯が茶色くなって歯石がついているのがわかります。

 

通常、歯科処置には全身麻酔が必要です。

麻酔をしたら、超音波スケーラーで表と裏の歯石を取り除きます。

shikadog3

その後、研磨剤を使用して

ブラシ(粗削り)とコーン(仕上げ研摩)で磨いて仕上げます。

 

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仕上がり。

麻酔が醒めたらその日の夕方に帰れます。

 

歯のメンテナンスは、

「おうちの方がどのくらいできるか?」で差が大きいです。

頑張りましょう!!

 

投稿者: ひびき動物病院

2019.06.02更新

食事すると痛そうにすると言う事で見えたネコさんです。

 

左の写真のように、歯石が結構あり、そのせいで歯槽膿漏となっていました。

歯肉がやられて痛みがあるために食欲も落ちてきてしまいました。

 

痛み止めなど内科治療でも対処してきましたが、

この先ずっと続いてしまうので、歯を抜いて治療も長引かせない方法を選びました。

 

猫歯科2

 

(何度も麻酔をかけて処置することを選ばず、一度の麻酔でなるだけ効果的な結果を求める場合は、

常に抜歯を考慮する必要があります。)

 

歯科処置終了後、歯は写真のようにほとんど残せませんでしたが、ごはんは普通に食べられるんです。

そして、ネコさんの持続的な痛みを開放させることができました。

 

 

投稿者: ひびき動物病院

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