手足を使って遊ばない
咬んでる姿は「遊んで~」と言っているようで、ついついじゃれあってあげてしまう方が多いようですが、これはこの後咬んで遊ぶと言う事を助長してしまうようです。体の小さい間は大丈夫でも、少し大きくなったころには力も強くなり、そのころにクセが固定してしまうと、ヒトに咬むことをやめさせること自体が難しくなります。
そのためには、「遊んで~」に応えるためにも、手ではなく、おもちゃなどを使ってたくさん遊んであげる必要があります。
ネコは子猫の時に様々な経験から獲物を捕らえる「狩り」を学びます。それは、本来生きていくのに必要な事だからです。また、あそびの中で仲間と生活することを学んでいきます。ですので、おうちの中だけで育つ場合は、そういう学びや遊びを覚えていく機会を与えながら(室内でもできるだけ自然界で得られるような刺激を与えながら)ヒトとの生活を教えてあげる必要があります。
飼主さんがおもちゃで遊んであげてもまだ咬むのをやめない場合、
それはまだまだ遊ぶのが足りないかもしれません。
こねこ時代は起きている時間の大半は遊んでいるものです。
咬んで気を向かせようとすることもあります。そういう時は知らんぷりして相手にしないようにして、咬みつく状況をつくらないように努力してください。
参考書
CAP20207月号