ひびき動物病院のブログ

2024.02.02更新

いつも元気で病院に来た時も落ち着きがないくらい元気なAちゃん。

何だかここ3日間1回ずつ吐いちゃってる、って言うことで念のために来院されました。

いつものように元気で食欲も普通です。体重も変わりません。

変わった物食べたりしてない?と言う質問をしても、食事はあまり変化がなく、異物を食べるようなこともなさそうでした。

年齢は10歳すぎなので、念のために少し検査することになりました。

 

超音波検査を実施すると、あれー、何か見えるよ。。

 

残念ながら脾臓に3センチほどの腫瘍が見つかってしまいました。

脾臓の腫瘍は良性と悪性が半々、以前は7割悪性とも言われていました。がんの可能性があると言う場所です。

 

白黒つけるためには腫瘍の摘出手術をしないといけません。

 

ちょっと吐いてる、だけだったのに。元気なのに。。

 

どうなることでしょう・・・

 

 

 

 

 更新

 

 

その後、検査に出したところ、良性の腫瘍でした。

個々の場所にはとても悪い癌ができることも珍しくないので、ほっと一安心。

良性ではあっても、こうやって悪さをすることがあるのでしょうね。

 

脾臓は、胃の隣につながってくっついている内蔵です。

消化器の一部であり、免疫機能にもかかわっている場所です。

なので、ここにトラブルがあっても、消化器症状がでることがあります。

血液検査などでは、わかりにくいこともあるので、消化器症状が続くときは、画像検査もやっておきたいです。

 

 

spleen

脾臓のできもの

投稿者: ひびき動物病院

2023.09.28更新

診察室でこういう質問を頂きました。

最近ネコの記事を書いた時だったので、こちらも少し書いておこうと思いました。

 

犬の平均寿命は、(前と同じ、ペットフード協会やアニコムさんなどのデータなどから)

おおよそですが、大型犬は10歳、小型犬は12から15歳など、あります。

経験的にも、やはり13歳あたりかな?って思います。

 

先日いらっしゃった13歳のワンちゃんの飼い主さん。

ワンちゃんはちょっと具合が悪そうです。

 

(ネコの質問の時と同じように)

犬の13歳は平均寿命の年齢です。

人の平均寿命は?

男性 81
女性 87

犬の13歳は人の80代なんですよ。
ってお話したら、

 

えっ?っていう反応。(たとえが悪いのかな?)

13歳はまだまだ元気な方だと思ってるんですけど。。

 

分かります。普段一緒にいたら、それが普通なので、あまり意識はしないですよね・・・

人も90歳って珍しくないですからね。

元気な80歳の方もいらっしゃいますし(犬の13歳はもう少し若いとも思いますが)

でも、80歳のヒトの生活は30歳とか50歳の生活とはちょっと違うと思うんです。 

(そういう年代になっているんですよ、っていう事なんです)

 

病気があったら、どう対応するかはとても大事になってくるので、

わかることは検査で確認することになりました。

 

その結果、幸い重症になる手前の状況という事がわかりました。

 

ワンちゃんにも無理のないシニアの生活が必要なサインだった

という可能性もありますので、

これから高齢期の生活の意識をしてくださいね、というお話になりました。

 

今年は特に暑い日が続いていますので、

暑さや寒暖差が関係しているかもしれませんね〜

 

 

 

さて、ではシニア期の生活はどうすればいいのか?

 

日常生活

運動(動き)

食事

排泄

etc

 

また書きますね〜

投稿者: ひびき動物病院

2023.09.28更新

まずは病気があるのかないのか?っていうお年頃になりますよ、っていうのがありました。
というのも、ご質問をいただく場合は、何か気になることがあって質問に来た、
っていうことなのかな?とも思うからです。

では、普段はどんなことに気をつけたらいいでしょうか?っていうのが
あまり書いてませんでしたので、一般的なことを少し書いておこうと思います。

若い時や今までと何か違うことがありますか?
例えば、

以前よりお水を飲んでる量が増えた
おしっこの量が多くなってきている
ウンチが硬いのばかりになった、または排便しにくそうになった
キッチンやソファなど、ちょっとだけ高いところにも登れなくなった
食べ物の好き嫌いが激しくなった
あまり食べない、痩せてきた
怒りっぽくなった
吐く頻度・回数が増えている
夜鳴きのような行動をしている
できものができた

などあります。
普段は普通にご飯を食べていると、その他に変化があっても大丈夫かな?
と思ってしまう事が多いようですが、ここに書いてあるのは、

病気なのか?
病気でないのか?
(未病という段階もあります)

これを調べないといけないサインとも言えます。

サインがあったら動物病院に早めに連れて行ってあげてくださいね!

病気でない場合はどういうことに気をつけるべきか?
病気の場合は、どういう病気なのか?

健康診断や検査などが必要になるでしょうけれど、
これらの情報が揃うと、この後どう向き合ってあげればいいか?が
より具体的にわかってくると思いますよ。
(全部はわかりませんけれど)

特に病気だった場合は、
病気のサインを分からなかった。
病気かもしれないけれどそのまま様子みてしまった。
あの時そうしておけばよかった。

そうならないようにしてあげたいな、と思います。

 

投稿者: ひびき動物病院

2023.09.24更新

飼い主さんからいただいた質問で、ちょっと気になりましたので、残しておくことにしました。

今日は動物愛護フェスタというのがあって、そこで獣医師会のお仕事で飼育相談の係をやってきました。


ネコさんの平均寿命はご存知ですか?

ペットフード協会やアニコムさんのデータによると、ここ数年でみると、
おおよその平均値は14歳前後、と思われます。

15歳 は
ネコの平均寿命を少し超えたところです。

人の平均寿命は?
男性 81
女性 87

ネコの15歳は人の80代なんですよ。
ってお話したら、とても驚かれていました。。。

動物病院スタッフの私たちは普通に、高齢ネコ、という認識になりますが、
おそらく全然そういう認識がなさそう??
でも、ご存知ないご家族ももしかしたら少なくないのかも?とも思い、
一応ここに書いておくことにしました。

平均寿命の年のネコさんは何を気をつけてあげたらいいのか?

平均寿命の年のヒトは何を気をつけますか?
血圧?塩分?病気?食べ物?

ちょっと似ている部分もありますが、
例えば、動きが悪い、とか、食事が細くなった、とか
何か以前と違うことがある場合は、
それが病気であるのか?ないのか? が 結構分かれ道になります。
早いうちにわかった方がいいのはネコも同じです。
でも、それは動物病院で調べないと分からないことが多いので、
尿検査、便検査、血圧、血液検査、画像検査などを用いて
健康診断を受けてもらう方がいいです。
日常生活に変化のない健康的なネコさんで、15歳だと、
年1〜2回の健康診断がおすすめです。

病気がなかったら、日常生活を今までのように過ごしてあげるのがいいかもしれませんし、何か見つかってしまったら、どう向き合っていくかをまた考えないといけないですね。

高齢猫さんのよくある病気
腎臓疾患
関節炎
腫瘍(猫はほとんどがん)
甲状腺疾患

など

 

投稿者: ひびき動物病院

2023.09.22更新

診察室でこんなことを質問されました。

 

どう思いますか?

 

猫は吐ける構造を持っているのですが、繰り返す嘔吐は問題なので、

猫が吐くのは普通のことである、とは思って欲しくありません。

 

 

もう少しお話を伺うと、ひと月に何度か吐いているようでした。

本人は元気な様子。

 

毛玉かなぁ?

猫は自分の体を舐めるので、ざらざらした舌が毛を巻き込んで飲み込んでしまい、

消化管の中で毛玉が出来上がり、それを吐いてしまうこともあります。

猫の毛が抜け替わる時期は、毛玉トラブルで来院される猫さんも少なくありません。

 

しかし、それでも毎週吐くことはないでしょう。

 

食事はドライフードのことが多く、吐く時も食べたドライフードが出てくることが多いそうです。

 

 

おうちの猫さんはドライフード吐いたことありますか?

ドライフード吐く子はたまにいるんですよ。

 

猫は口から胃までの食べたものの流れがそもそも少し遅いんです。

そして猫の食道は前半2/3が横紋筋、後半1/3が平滑筋、と筋肉の構造が違っていて、

後半1/3部分は自分で意図的に動かせない構造になっています。

このため、勢いよく食べたものが食道から胃までうまく流れず溜まってしまい、

吐いてしまうことがあるかもしれないのです。

 

こういう時は、そのままにしないで、

 

フードの粒の形や大きさの違うものを試してみる

ドライフードにウェットフードを混ぜてみる

一度に食べる量を抑えて一気喰いさせない

ブラッシングして毛を飲み込ませない

複数回の吐きなら動物病院に相談

 

をやってみるのもいいと思います。

 

習慣性の嘔吐は次に別の病気を起こしますので、

元気なうちに相談しに来てくださいね。

 

投稿者: ひびき動物病院

2023.07.08更新

同じ話題ばかりで申し訳ないのですが、

7月に入ってから、

調子を崩して来院された子の治療中に、

「エアコンつけてますか?」って聞いてみたら、

つけてません。っていう返事ばかりでした。

おおごとになる前に、スイッチ入れておきましょう!

 

かわらばんができました!pencil1

 

印刷出してますので、紙はもう少し後になります。

 

 

トリミングは混み合っています。

ホテルもお預かりできない日がありますので、

ご検討中の方はお早めにご相談下さい。

よろしくお願いします。

 

shame

投稿者: ひびき動物病院

2023.06.27更新

去年かな?

ためにしYOU TUBEに載せてみたショート動画があるのですが、

ここのところ、どういうわけか再生回数が急に増えています。

糖尿病の血糖値モニターをつけているだけなのですが、これが結構便利でした。

でも、安くはないのと、

人同様に使えるのかは、まだ手探り中です。

 

 

誰かの役に立てばいいけれど。。

投稿者: ひびき動物病院

2022.11.22更新

はいえんって文字を見ればなんとなく想像がつきますか?

塩分を体内から排出することですが、あまり馴染みがないかもしれないですよね?

はいえんって変換すると、排煙とか肺炎出てきてこの文字にはたどりつけませんでした。

けれども、ちょっと知っておいて欲しい内容です。特に高齢者と高齢犬。

人も犬も高齢になると高血圧になってしまうことが結構あります。

高血圧の方に塩分制限が大事なのはよく知られた事です。塩分は水分を引き寄せます。

塩分は体に水分を含むように働き、高血圧を助長してしまうため、食べ物の中の塩分はそのまま影響してしまうようになります。

そこで、減塩をサポートする犬用「排塩」サプリメントが新発売されました。サプリメントなので、効能などの表記ができませんが、ワンちゃんの場合、心臓病で高血圧になることが多いので、心臓病を持っている子に役立つものになるはずです。

犬の心臓病ガイドラインでは、ステージC以上で減塩が推奨されています。

ワンちゃんの減塩フードもありますが、フードを変更しないでも、減塩のお手伝いができるものになるかもしれません。

立ち位置としては、ちゅーるみたいなおやつなので、ワンちゃんにも飼い主さんにも与えることへの負担がほとんどないし、むしろおやつが増やせてラッキー!みたいになるといいなぁ、と思います。

心臓病の子のおやつに、ご検討ください。

ソルトール

投稿者: ひびき動物病院

2022.07.04更新

熱中症は異常な体温上昇によっておこる体の変化によって

いのちに関わる病態を起こす病気です。

気持ち悪くなったり、お腹を壊したり、とかもありますが、

全身の細胞があちこちで短時間に死んでいくため、

状況が進めば、からだの中で同時多発テロが起きるような状態につながります。

 

毎日のこの暑さでは、予防はエアコンに頼るしかありません。

電力エネルギー対策として、照明を減らす、冷蔵庫の冷却強度を弱める、は実施しても、

ペットのエアコンは節約しないでください。

(このくらい言わないと、エアコンつけない方が減らないかもしれない。)

 

っていう話のつながりを

新しいかわらばんにも書きました。

 

よろしかったら御覧ください。

 

 

当院で取り扱っているおいしい干し芋ですが、

無農薬有機の優良品なので常温保存だと傷みやすい時期なんです。

なるべく良質な状態でお渡ししたいので、

夏場は予約注文にしようと思います。

リクエストがあればいつでもお取り寄せしますので、

お気軽にお申し付けください。

 

hosiimo

 

投稿者: ひびき動物病院

2022.06.22更新

こんにちは。

タイトルですが、本当はマスクの紐に注意!、です。

 

マスクの紐を食べちゃった、案件が続いて来院されました。

これ、猫ばかり。

吐いた吐物に紐が出てたケース

吐かせて出たケース

吐かせて出なかったので内視鏡を実施したケース

となりました。

 

なんでマスクに猫の注目が集まるのかよくわかりませんが、

ネット上にも検索キーワードがあり、

マスクの紐、ネコ、誤飲

同じような事例がたくさん出ています!

 

遊ぶのにちょうどいい大きさ、重さとかなのか?

いい感じの匂いがついているのか?

ゴミ箱などのいじって遊ぶのに面白い場所に入っているからなのか?

 

どの事例もくっついている紐を食いちぎって飲み込んでいます。

ちなみに材質は、不織布マスク、布マスク、どれでもありそうです。

 

知らないところで狙っているかもしれませんので、

マスクはネコから見えないところにしまって(捨てるのも)くださいね!!

 

マスク紐飲んだ

投稿者: ひびき動物病院

前へ 前へ

飼い主様 お問い合わせフォーム

求職者様 お問い合わせフォーム

飼い主様 お問い合わせフォーム求職者様 お問い合わせフォーム
ひびき動物病院のブログ ひびき動物病院のかわらばん お役立ちコラム
犬と猫の栄養成分辞典 インターネット注文&宅配動物ナビ